エルガーに酔いしれた夜
0
    東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル

    指揮/尾高忠明
    管弦楽/札幌交響楽団
    チェロ/ガイ・ジョンストン

    <オール・エルガー・プログラム>
    ・序曲「フロワッサール」op.19
    ・チェロ協奏曲ホ短調op.85
    ・エニグマ変奏曲op.36

    エルガーのチェロコンは、ドヴォルザークやサン・サーンスのと比べると
    演奏機会が少ないようでなかなかコンサートを見つけられなかったのですが
    今年の札響の東京公演がオール・エルガー!
    しかも指揮は尾高忠明さん!
    尾高さんと言えば、英国エリザベス女王から大英勲章CBEを授与されたり
    英国エルガー協会から日本人で初めてエルガー・メダルを授与されたり
    日本でのイギリス音楽そしてエルガーの第一人者!
    これはぜひとも聴かなくてわ!と行ってきましたGO!

    エルガーについてほとんど知識のない私ですが
    今回聴いた3曲から受けた印象は
    フロワッサールは、威風堂々系の勇ましい感じ、リアルな感じ。
    チェロコンとエニグマは、望郷と幻想。
    後ろ2曲のほうがまりりんの好みかな。

    今日のお目当て、チェロコンですが
    感動しました〜。最後泣きました〜悲しい
    席の位置関係かもしれませんが、独奏チェロの音があまり大きくなくて
    というか、壁一枚隔ててるように遠くに感じたのが残念ですが
    とても丁寧に弾いていて、哀愁に満ちていて
    いつも聴いてるジャクリーヌ・デュ・プレの情熱的な演奏とは対称的で
    激しさはないけれど、じんわり心に染みる演奏で
    こんなエルガーもいいなって思いました。
    エルガーのチェロコンは、何というか
    過去と現在と未来を行ったり来たりするような
    さらに現実だけでなく幻想の世界も混ざりこんでくるような
    不思議な世界でした。
    最愛の奥様アリスが亡くなる前年に書かれた曲ですから
    病に伏す奥様を看病しながら、最愛の人を亡くしてしまうかもという不安と
    それでも愛する人がそばにいてくれる満たされた思いと
    たくさんの過去の想い出からくる充実感と
    そんな様々な感情が入り乱れている曲なのかなと
    勝手に解釈してみました。(超個人的解釈ですから参考にしないでね!)

    4楽章のソロとチェロのトゥッティがユニゾンで弾く箇所は絶対に燃えますね!
    今回、チェロは指揮者右前(USOではビオラが座っている位置)だったので
    客席から見るとソロとトゥッティが少しずれて重なっていたんですね。
    もう、もう、それはもう、超かっこよかったですよ!
    例えは良くないかもしれないけど、軍隊の行進が近づいてくるような感じ。
    見た目の統一感にクラっときて(これ、弓を横に弾くチェロだからこそだと思う)
    一糸乱れぬ音にクラっときて、燃え〜で萌え〜です!
    ここはファゴットとコントラバスのみが伴奏するなか
    ずっしり重い旋律をチェロが奏でるという
    低音大好きな人にはたまらない箇所です。
    あぁ、早く弾きた〜い!

    エニグマも素適でいろいろ書きたいのですが長くなったので省略。
    この曲だったか、チェロコンだったかうろ覚えなのですが
    とってもかわいい音のする箇所があって、ふと指揮者を見たら
    お尻ふりふりしてましたハート
    尾高さんかわいいてれちゃう
    全体を通して感じましたが
    尾高さんの指揮も、札響の演奏も
    愛と温もりがあって
    大好きになりました。


    実はまりりん、今度の定期のアンコールでやりたい曲があるのですが・・・

    エニグマの第9曲「ニムロッド」!

    今日聴いて、やっぱり弾きた〜いって思いが強くなりました!
    どうかなぁ?
    http://www.youtube.com/watch?v=npbUFXzGS8c
    (最初かなり音が小さいのでボリュームあげてみて)



    <Information>
    エルガーのチェロ協奏曲に興味をもったら・・・
    宇都宮シンフォニーオーケストラ



    | まりりん | 演奏会 | 23:59 | comments(1) | - | - | - |
     アンコールに「狩人」、賛成です。
     私が学生最後の本番のアンコールでした。
     そういえば県立図書館に、NAXOSから出てるピアノ版(全曲)がありましたよ。

     アリス夫人の存在の大きさって、年代で追っていくと見えますね。
    「愛の挨拶」、弦楽セレナーデ、「エニグマ」そしてこのチェロ協奏曲。
     ここまで作品の中にその存在の大きさが反映される方も、他にいらっしゃらないでしょうね、きっと。

     切ない・・・。
    | ぐんそう | 2009/11/22 10:00 PM |